米ヤフー社が凄い力で買収した米ジオシティーズを「攻撃」している。なにか恨みでもあったかのように。これは,AOLがネットスケープを買収したり,今日発表されたCMGIによるアルタビスタ買収とは違う,ということが強調されている。そのあまりの強さの中で,戸惑っているのは,ただネチズンたちだけだ。
6月27日から以前のジオシティーズのページにアクセスすると,そのままヤフージオシティーズのページに転送されるようになった。つまり,ジオシティーズのページは潰された。米ヤフー社は,メンバーサイトのすべてのウェブページ,文章,画像はヤフー社の所有物であり,ヤフー社はそれらに対する「変更不可能な」権利を永続的に所有すると宣言を掲げており,それに対しジオシティーズのメンバーの一部は反感を強めている。もちろんそれは,著作権侵害などの問題に対する一種の保険であるようだが,知的所有権を奪われかねない宣言にメンバーたちは動揺している。
そういえばちょっと前に掲示板で米国ジオのメールサービスが,使えなくなったというのがあった。@geocities.comで使っていたメールは@yahoo.comに変更になり,メール送信用のサーバーは使えなくなった。ジオで使っていたアカウントがすでにヤフーで使われていた場合には,アカウントの変更をしなければいけない。ホームページをアップするのにFTPを使用する場合も,一度ヤフージオシティーズのページで,登録確認の作業をしなければいけない。いったいなんでこんな面倒なことになっているんだ 8-( 。
ジオシティーズの存在意義というか,その持っていた思想はワイヤードでのとっても大切なものを感じさせていた。誰もがタダで,区画を取得し自由に「自分」の場所を構築するができた。ワイヤードとはそういう空間なのだということを教えられた。なぜヤフーはここまでジオを攻撃するのか,撲滅しようとするのか。思うに,ジオシティーズというブランドはやっぱり邪魔なのかな。つまり,「やっかみ」ってやつか(ってそれだけかい(-_-メ) 。
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